ご予約・お問い合わせはこちら

0120-949-488

Tel : 8:00-18:00 | Mail : 24時間受付

ジニーサポート

純白の泰山木(タイサンボク)の魅力

泰山木(学名:Magnolia grandiflora)は、その美しさと堂々たる姿から、庭園や公園で多くの人々を魅了しています。

 

モクレン科モクレン属に属するこの常緑高木は、別名ハクレンボクとも呼ばれ、高さ20メートルにもなる壮大な樹木です。

 

 

純白の花と美しい葉

 

泰山木の最大の魅力は、なんといってもその大きな純白の花です。

 

直径50cmにもなる花びらは、濃い緑色の葉とのコントラストが非常に美しく、まるで自然が描いた一幅の絵画のようです。

 

葉は光沢があり、表面は濃緑色、裏側は山緑色で、見る角度によって異なる表情を見せてくれます。

 

 

高い場所で咲く花

 

泰山木の花は高い位置に咲くため、その美しさを間近で楽しむには少し工夫が必要です。

 

私は脚立を使って撮影しましたが、普段は下から見上げる形になるため、全体を鑑賞するのは難しいかもしれません。

 

それでも、遠目からでもその大きさと純白の美しさは十分に伝わってきます。

 

 

咲く時期と花の命

 

泰山木の花の見頃は6~7月頃です。

 

朝に大きく開いた花が、昼にはつぼんでしまうのは、日中の強い日差しから雄しべを守るためと考えられています。

 

そのため、朝早くに訪れると、一番美しい姿を楽しむことができます。

 

しかし、その花の命は短く、咲いてから数日で茶色くくすみ、花びらは落ちてしまいます。

 

昨年7月に撮影した写真では、鮮やかな白さが際立つ雄しべが落ちた花が印象的でした。

 

 

ヒメタイサンボクの存在

 

泰山木には「ヒメタイサンボク」という種類も存在します。

 

こちらは、花がクリーム色で甘いバニラのような香りが特徴です。

 

名前に「ヒメ」が付いているとおり、泰山木よりも花や樹高が小さいため、コンパクトな庭にも適しています。

 

泰山木の魅力はその見事な花と葉のコントラスト、そして短い命の中で見せる儚い美しさにあります。

 

これからの季節、ぜひその純白の花を楽しんでみてください。